現代の断熱施工が問題になりつつあるのは、なぜ?
断熱施工の基本は、スキ間なく住まい全体をスッポリとつつむこと。
しかし現在、主流のグラスウールによる断熱方法では、きっちりとスキ間なく施工することは不可能です。
また、グラスウールは壁空洞をふさぎ、湿気の逃げ道を奪ってしまいます。
さらにスキ間だらけの施工は、湿気による結露を繁殖させ、壁空洞をふさいで湿気を溜め、土台や柱を腐らせることにもなります。
湿気やカビやダニを呼び、小児ゼンソクなどのアレルギー疾患を招きます。
断熱材は、単に省エネ効果のためだけでなく、住まいの寿命や住む人の健康に大きく関わっているのです。