まとまった壁

2014/07/03(木) 日常
家づくりでは、できるだけ広がり感のある開放的な空間とともに、『まとまった壁』が欲しくなるものです。

写真を貼ったり、何かを掛けたり、そのものが引き立つような、シンプルな仕上げの壁を設けるのも、プランニングの愉しみです。

写真は、2間(約3.6m)幅の『まとまった壁』

ガラの入ったビニルクロスではなく、自然素材の塗り壁で仕上げた壁。

それ自体は、シンプルですが、掛けるものを引き立たせてくれるような気がします。

ハンガーやバックがかかっているのが、『なげしフック』といわれるフック。 

日本の住宅では、柱が現しになった真壁の座敷には、鴨居の上に『長押(なげし)』というものがあって、そこには、いろんなものが刺してあったりしました。

最近の住宅は、大壁で『長押(なげし)』のない場合がほとんどです。何かを壁に引っ掛けるということができない。

『まとまった壁』は、いろんな方法で楽しむことができる。『なげしフック』も、その一つとして、取り入れてみてください。

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