年度末が近づいて、
ご家庭によっては、
子供さんの進学や、転勤などによる、
お引越しの準備などの時期になっているでしょう。
家族の暮らしには、様々な転換期が訪れます。
変化する生活の中でも、家は、変わらずにあり続けます。
外で様々な活動をしても、やがては、また戻ってくることができる場所があるということは、
とてもありがたいことなのだと思うこの頃です。
家は、不動産です。
車や家電などの消費財と違い、動かすことができません。
償却期間が過ぎても、存在し続けます。
時間の経過とともに、変化しますが、
その変化が、成長なのか、停止なのか、劣化なのか、
それは、人がどのようにかかわるかによって、違ってくるように思います。
メンテナンスフリーの家がいい、できるだけ手がかからない家がいい、
と思いがちですが、
日常の掃除がされているところと、
まったく掃除すらされてないところでは、
随分と違います。
人とのかかわりの中で、いい味わいになっていく、そんな家があったらいいなと、思います。
多少手を抜いても、いい味わいの空間になってくれる、そんな家がいいなと思います。
「家が育つ」というのは、住む人との、関わり合いによる変化なのだろうと思います。