仕上げ床板には、岩手県産の無垢板を使っている。
地域て育った木は、寒冷地域である当地で、目の詰まった、いい素材になってくれていると思う。
無垢床板の効能はいろいろ上げられる。
呼吸する素材であり、結露などによるベタベタ感などが起きにくい。
合板と違い、表面が剥離してくることもない。
ゆえに、剥離を防ぐための、ワックスコートも基本的には不要。
化学物質を含侵させていることもないので、人体への影響もない。
むしろ、木の香りによる、癒しの効果がある。
木から出る自然の油分により、経年で、つやが出てくるのもいいところ。
・・・などなど
仕上げ材は、肌に直接触れるところだから、気を付けるのは、当然のこととして、
さらに考えたいのは、その下。
床板の下地材に、合板を用いる場合が多いかもしれませんが、
ゆい工房では、よく、無垢板の下地材を使っている。
これによって、より、室内の空気感がよくなっているのだと感じるこの頃。
合板に使われている、接着剤の中には、防腐防カビ等の目的の化学物質が、含まれる。
これは、高温になると揮発してくる。その影響が、室内環境にも出てくることがあると思われるので、
下地材にも、思いをいたしているところ。
気持ちいい住まいの実現は、目に見えないところから。