日差しのコントロール
2019/05/25(土)
家づくり
5月にしては、真夏のような暑さがやってくるという天気予報に、どうなることやらと思わさせられるこの頃です。
住宅の断熱性と言ったときに、断熱材の種類や厚みで、論じられることが多いのですが、建物の形状がとても大きな要素になると思っています。
特に、日差しをコントロールする軒や庇は、室内に入り込む日射にともなった熱を遮るので、重視しています。太陽からの日差しの入射角度が、季節によって異なりますので、これを利用しようというあたりまえの考え方です。
最近、男性用の日傘が話題になりました。それを使用するかどうかはさておき、日射を日傘で遮るというのは、理にかなっています。
住宅でも、かつては、葦簀(ヨシズ)や簾(スダレ)が、日差しを遮るツールとして使われていました。
現在では、オーニングや、外付けブラインドなど、日差しを遮る新たな商品も開発されています。
自然に対して閉ざしてしまうような住まいにするか、自然と協調していくような住まいにするか。考え方は様々とありますが、豊かな四季のある日本では、いかに四季折々の暮らしを愉しむかというのが、大切なのではと思うこの頃です。