「個性の尊さ」
家づくりに取り組んでいて、
最近、特に感じることは、「個性の尊さ」。
オリジナリティというよりは、均一的な、横並び的なものに、安定を感じ、
無難なところに落ち着くというところが、従来の日本には、少なからずあった。
しかし最近は多様性の尊さが謳われ、
家づくりの計画においても、
お施主様は、同一人物ではありませんから、それぞれの個性があって、
その個性にあったお住まいを、どのように造り上げていくのかという、醍醐味が、
最近の家づくりにおいては、特に増しているように感る。
高度成長期の日本の家では、
プレハブメーカーが用意した、プラン集の中から、間取りを選び、
メーカーが設定した断熱材や仕上げ材が決まっていて、
それ以外のことは、意識から除外されていたかもしれない。
最近では、そんな型通りのことでは、お客様のニーズにまったく応えられない。
本格的な個性開花の時代において、
家づくりはどのようにあったらいいのか。
変化を求め、安定を求め、それを繰り返す中で、
お客様の悦びの家が造られ、育まれていくのだろう。
▼一見平屋風の小屋裏2階建て
南側からの日差しを受ける庭をこしらえるために、W型の形状になっている。
▼個性的なインテリア
玄関土間が広く取ってあり、薪ストーブがいかんなくパワーを発揮する
少々レトロな感じの書斎コーナーがお気に入りのスペースに