本日 4月25日は、七十二候で、霜止出苗(しもやみてなえいずる)。
朝晩の寒さも落ち着いて、
霜が降りるような寒さはなくなってきました。
あちらこちらで、稲の種まきが行われ、苗の芽がでてきています。
田起こしや代掻きで、農地の景色が、少しずつ変化してきました。
二十四節気や七十二候は、多彩な四季を持つ日本の暮らしの中で、
様々な気象現象と、日々の生活の営みの関連性を感じることができる、
とても分かりやすい節目を示しいると感じます。
自然の中で、その一部分である人間は、特に四季の豊かな日本国内では、
人間を自然の中の一部としてとらえる観が特徴的です。
砂漠地帯や極地帯の厳しい自然のなかで暮らしている方々とは、
かなり自然に対する観が、異なってくるのでしょう。
そんな日本での暮らしですが、
住まいは暮らしと直結しています。
住宅づくりで用いる資材は、その地域で建築資材として使うことのできる素材を使うのが、妥当で、
それゆえに、私たちは、地域で産出された木材を、使わせていただきます。
自然の中で、地域特性を理解したうえで、暮らしを支える、
家づくりという生業につかせていただいていることに、
あらためて感謝の思いをいたします。