遠野研修

2018/11/26(月) 暮らし

お久しぶりのブログです。
朝晩の冷え込みが厳しくなってきましたが、皆様風邪などひいていませんでしょうか。

 

※外観写真を古屋弥右ェ門様HPよりお借りしました。

先日、ゆい工房社員研修で、遠野の曲がり屋「古屋弥右ェ門」に訪問しました。
遠野の達曽部の山奥に位置し、すぐそばには綺麗な沢が流れています。
築180年以上とのことで、中の雰囲気からも明治前期~中期の古民家と窺えます。
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、こちらの厩(うまや)では
「ていねいな蔵し」という手仕事展を開催されていた所です。
その建物の見学をさせていただき、こちらで民泊を営む、山田千保子さんにお話を伺いました。

 

内部はこのように、一部を除き天井がありません。
そのため、長年燻されて黒くなった梁が堂々と見えています。
中からは茅葺が見えますが、外はすでに瓦調のトタンをかぶせてあります。

お話によると、なるべく形を変えずに建物を維持されているそうです。
(とても大変なことですね…)
冬は寒いので、本宅のある仙台に戻られるそうですが、
新しく設置した薪ストーブにより、12月までは暮らせるようになったとか。

 

置かれている家具やアートも素敵なものばかりですが
すべて、仙台で暮らしていた頃から集めていた物。美しく調和していました。

 

うつわに綺麗に盛り付けていただいた、自家製の栗などお菓子をいただきながら
山田さんの自然と建物に寄り添った暮らし方や、民泊について、さらに子育ての話等
人生の小さなことから大きな事までお話いただきました。
生き方は人それぞれではありますが、山田さんの暮らしは、非常に「豊か」な物だなと感じました。

この後遠野でジンギスカンを頂き…(食べるのに忙しく写真を取り忘れましたが…)

私たちの仕事は、様々なお客様のくらしに寄り添うお仕事なので、
山田さん自身のお話、民泊に泊まりに来るお客さんのお話等
様々な方のお話が聞ける貴重な機会となり、大変有意義でした。

また、ゆい工房で実践している「広がり間取り」や、木造住宅の
根底にある、ホンモノの木造の古民家を、説明付で拝見でき、
さらに、リフォームしていく過程についてもお伺いできました。
人と家、そして中間の暮らしについて、私以外の社員も勉強になったことと思います。


岩手の木を使った家づくり
ゆい工房 庄子

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