『造作家具のこと』
賃貸物件では、一時期、「家具家電付き~」などというCMを目にしてましたが、
最近では、あまり聞かなくなりました。
最近の状況は、どうなのでしょうか?
さて、住まいづくりを考えたとき、
まずは、構造躯体や断熱のこと、室内や外部の仕上げのことなど、
基本的なフレームのことに意識が行きます。
基本的な性能部分は理解をしておくことが必要です。
長期間の使用が前提でありますで、途中途中のメンテナンスのことも、
確認しておきたいものです。
そして、当然ながら、暮らしに直結するのは、間取りなので、
これは、より重点的に、思案されることと思います。
最近では、帰宅動線(外から帰ってきた場合の手洗いや着替えの動線)に、
関心を持っておられる方が増えてきました。
さて、今回は、造作家具(ぞうさくかぐ)について、少し考えていきます。
住宅の供給者(ハウスメーカーや工務店)の中には、
とりあえず、箱だけつくれば、あとは施主様の方で、いかようにでも、
暮らしに合わせて、置き家具などで、カスタマイズしていってくださいと、
あまり入り込まない場合もあるかもしれませんが、
ゆい工房では、造り付けの家具を、納めさせていただくことが多いです。
様々なデザインの家具を、いくつも集めていくと、全体の統一感がとりにくく、
必要なところに必要な棚ができなくて、残念な気持ちになる場合もあります。
カウンターデスクや、食器棚、リビング収納棚や、
パントリー・玄関収納・WIC内の可動棚、
などなど、表に出てくるものから、裏方のものまで、様々。
「これ、あったらいいよね!」
を、いかに住まいづくりの中で、効果的に実現していくか、
家づくりの醍醐味かもしれません。