●集落の教え

2007/07/03(火) 未分類
この『集落の教え100』という本は、建築家であり
元東京大学教授でもある原 広司氏が書いたもの。

全世界の集落の「フィールドワーク」の集大成として
まとめられた本で、100のキャッチフレーズと写真の
すばらしさには、驚嘆させられる。

解説文書は建築家特有(?)の抽象的な論考で、私には
少々難解で、つい読み飛ばしてしまった箇所もある。


けれど、全世界の気候風土、文化背景のもとに築かれた
「集落」という住文化を俯瞰して見るときに、
現在の日本の画一的な住まいに、首をかしげたくなる人は多いことだろう。

合理化の方向だけで家を考えてはいけない、と強く想った。