●「現場監督」の条件
2007/03/10(土)
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いくら「腕のいい大工さん」がいても、いい家はできません。 昔は、大工の棟梁が、下職をすべて取り仕切っていました。 ところが、とりわけ設備関連の技術的進展が速い昨今、「家づくりプロデューサー」として「現場監督」が現場を統括する時代になりました。 現場監督の条件を以下に書きます。 一、大工さんと技術的(木組み)な打ち合わせができる技能があること。 (大工さんの「いいなり」「任せきり」が一番いけません。) 二、下職業者を従わせる人間的技量があること。 (「なめられ」「不信され」てしまうと、現場が混乱します。) 三、お客様とお打ち合わせができること。 (当たり前のことですが、「会話」出来る人は多くありません。) 私も、いろいろなタイプの現場監督さんを見てきましたが、バランスのとれた人はごく僅か。 「公共工事」畑を経験してこられた監督さんは、三番の接客がほんとうに不得手な人が多く、お客様を怒らせてしまう方もいました。 また、大工さんと技術的な打ち合わせが対等にできる人も多くはありません。 家を建てる際には、営業重視で家を「衝動買い」することなく、技術面、とりわけ「現場監督」をしっかりチェックすることも大切です。 |