ゆい工房社長 職人時代②

2008/01/14(月) 未分類
実家の家業を継いで基礎工事や大工の手元からスタートした。

建築現場でホトホト困ったことがある。それは、職人さんが話している建築用語がまったく分からなかったことだ。

建築用語には一般にはなじみのない特殊な用語がとにかく多い。

「破風(はふ)」「垂木(たるき)」「木舞(こまい)」などなど。

はじめて米国に行ったときも、ニューヨークの街を歩きながら、絶対に英語をマスターしてやるぞ・・・なんて決意したように、建築の世界に飛び込んで、言葉が通じないことでのカルチャーショックは深刻だった。

それから、ねじり鉢巻きの猛勉強が始まる。

大学受験でも朝型だったことを思い出して、早朝5時から2時間、「建築士」と「宅建」と「インテリアコーディネーター」のテキストをスミからスミまで詰め込む。

税金や住宅営業の書籍も本屋で買って、片っ端から読みあさった。

それでも、住宅業界全般を見通せるようになり、自信がつくまで3年の月日が流れた。


つづく

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