●「CASBEE」の時代１０

これまで、お付き合いをいただきありがとうございます。

さて、これまでの採点をエクセルシートで集計した結果、「評価結果」は目標としていたＳランクとなりました。

ただし、この内容はあくまでも未熟な社内建築士による試行錯誤をくり返した「自己評価」結果です。評価員資格を持つ建築士による公的評価ではありませんので、若干の誤差はあるのではないかと考えられます。

実際評価を進めながら、判断に迷う項目は複数ありましたし、これからの取り組みを先取りして評価に加えた項目もあることを率直に付け加えておきたいと思います。

いずれにせよ、キャスビーのすばらしさは、簡易的に住宅の環境性能を評価できることにあります。また、いままで、どちらかというと「断熱性能」のみに片寄りがちであった住宅性能評価を「環境の視点」から外構や街並みの視点も含めトータルに評価したことに大きな意義があると考えられます。

これから家づくりに取り組む多くの方々が、この環境共棲住宅の評価基準である「キャスビー」を活用し、環境に負荷のない真に地球環境にやさしい家を実現することを期待したいと思います。

おわり。