●スウェーデンに学ぶ持続可能な社会3
2008/05/22(木)
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環境問題への認識でも二つの国は大きな違いがある。今でこそ認識が多小変化してきたが、日本での環境問題は「公害問題」とほとんど同義語だった。つまり人間社会に起こった社会問題の中の一つという認識なのである。これに対してスウェーデンの環境問題は人間社会をささえる土台になっている自然界に発生している根源的な大問題ととらえる。
また環境問題に対するアプローチも両国は対照的であるという。日本は「治療指向の国」であるのに対しスウェーデンは「予防指向の国」。「シックハウス」「電磁波問題」「アスベスト」などの問題にも両者の違いは鮮明に現れているのだという。
日本では科学者が問題提起をし、政策で予防処置をとるという予防システムがまったく機能していないように見える。問題が表面化し、社会問題になって初めて治療に奔走する結果になり、噴出した問題処置に莫大なエネルギーを浪費する結果になる。
そもそも日本には明確な国家ビジョンがないのだから「対処療法」に専念せざるを得ないのだろう。なんとも寂しい話である。
また環境問題に対するアプローチも両国は対照的であるという。日本は「治療指向の国」であるのに対しスウェーデンは「予防指向の国」。「シックハウス」「電磁波問題」「アスベスト」などの問題にも両者の違いは鮮明に現れているのだという。
日本では科学者が問題提起をし、政策で予防処置をとるという予防システムがまったく機能していないように見える。問題が表面化し、社会問題になって初めて治療に奔走する結果になり、噴出した問題処置に莫大なエネルギーを浪費する結果になる。
そもそも日本には明確な国家ビジョンがないのだから「対処療法」に専念せざるを得ないのだろう。なんとも寂しい話である。