●「24時間計画換気」再考

2007/02/10(土) 未分類
24時間計画換気システムについて私は「慎重論」の一人です。

2003年7月着工住宅から、原則国の法制化(シックハウス防止の観点から)
により、全棟「計画換気システム」の導入義務が決定しました。

施工から3年以上が経過しましたが、以下のような多くの疑問点が
出てきました。

■その1)「計画換気システム」の法制化により、稼働エネルギーが幾何級
    数的に増え、国の推進する省エネ・ECOの概念と相反すること。

■その2)シックハウス対策に「換気」は対処療法にすぎず、根本的な原因
    物質(化学建材等)除去の方策を徹底すべきだったのではないか?

■その3)そもそも高温多湿な日本にあって、冬場以外は窓から通風すれ
     ばいいのであって、24時間「機械換気」の必要があるのか?

■その4)耐用年数がかぎられるシステムを法制化(義務化)することに
     よって、家の短命化を後押ししてしまったのではないか。

■その5)モーターの音が24時間響いている空間が人間の心理に与える
     影響はどうか?

   ●大手住宅メーカーや、設備業界主導の法制化のような気がして、
    どうも腑に落ちんな-と感じるのは、私だけでしょうか・・・・?