●オール電化は本当にいいの?

2008/01/10(木) 未分類
●全国的に見ても岩手県は「オール電化」が非常に伸びている県なのだそうだ。

●全国的にオール電化の普及が進んでいるかと問われると、どうもそうでもないらしい。

●関西地区などは未だに関西ガスの力が大きく、エコウィル等のガスエンジンを活用した自家発電型のユニットの普及が進んでいるようだ。

●首都圏は住宅へのオール電化への推進には積極的ではないようだ。これは根本的な電力供給量への不安からで、それぞれの地域の電力会社のお家事情によるものらしい。

●ただし、現時点で、ガスや灯油に較べ、オール電化への優位性は揺るぎそうにはない。

●これは、化石燃料の将来的な枯渇の不安からで、それに対し、電力は多くの電力供給方法が存在する(原子力のような)。

●つまり、将来に渡っても「電力供給」がストップすることは、まずあり得ない。

●ただし、電化が環境にやさしいか?という問いかけになると問題は別だ。ご存じの通り、電力送電はかなりのエネルギー損失もあるし、そもそも重油を燃やす火力発電は、大量の二酸化炭素を発生させる。

●個別の燃料電池型の電化ユニットがもしかすると、環境問題解決の切り札かも知れない。

●いずれにせよ、化石燃料を地上で消費したことが、地球温暖化の根本原因なのだから、「オール電化」がその回答を提示しているとは現在では言い難い。

●薪ストーブなどのバイオマスエネルギーの活用は有力な選択肢のひとつにちがいないのだが・・・。

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