●いい土地を探す秘訣

●今回はいい土地を探すための「秘訣」を教えます。

　ポイントは次の３つ。

●第一のポイント

　家を建てる工務店（住宅会社）を決めておくこと。

　これは、土地だけ現金でとりあえず買っておこうという方にはあてはまりません。

　しかし、土地＋建物で融資を組む場合には、あらかじめ工務店（住宅会社）を決めておく必要があります。なぜなら「いい土地」が見つかっても、土地を予約しておける期間には限りがあるからです。

　また、もっと大切な理由があります。「いい土地」が見つかった場合に「工務店」（住宅会社）に土地をチェックしてもらうことができます。建築のプロの視点で土地をチェックすることにより、より安心、確実に土地の購入に踏み切ることが可能になります。

●第二のポイント

　土地探しを「工務店」（住宅会社）まかせにしてはいけません。やはり自分で直接不動産やさんにお願いして歩くことが原則となります。自分で汗を流すことにより「いい土地」を探す確率は格段に高まります。

理由は簡単。「土地さがし」は「かるた」と同じで早いもの勝ちなのです。

通常、地主さんから土地の売却の依頼を受けた不動産会社は、真っ先に自分が管理している「顧客リスト」に情報を送ります。

仲介してくれる不動産会社や住宅会社に情報提供するのは、直接管理顧客からの引き合いがない場合のみなのです。

結論として、「いい土地」の情報は、多くの不動産会社や住宅会社の手に入る前に契約になってしまっているケースの方が多いのです。

●第３のポイント

地主さんから信頼のある「直接依頼」物件を多くもっている不動産会社に依頼すること。そして、不動産会社から優先的に情報提供していただけるように頼んでおくこと。

「信頼のある不動産会社」ですが、地元での会社歴が古く堅実な商いをしている会社ということになります。分からない場合、工務店（住宅会社）に聞いてみるのもいいでしょう。

最後に、優先的に情報提供していただくためには、世間一般の相場からかけ離れた要望を提示しないこと。

「盛岡市の中心部で２００坪、１５００万円だったら即金で購入します」というようなちょっと無謀な依頼が結構多いことも事実です。不動産会社では土地紹介のための顧客リストにさえ登録してもらえませんから注意が必要です。

●そこで結論。

「自分の足で地主からの直接物件を多数扱っている信頼のある不動産会社を訪ね、これは紹介可能だぞと思わせる条件で物件の依頼をする」

これに尽きます。

（なーんだ、そんなことなら知っているよといわないでくださね・・・。土地探しに王道はありませんから。）